ユーザー車検で不合格を申し渡された場合の対処法

ユーザー車検を行うときにライン上にて不合格になってしまうことがあります。そんな場合はどんな対処法があるのでしょうか。少しでも損をしない方法を考察してみましたのでご紹介します。是非、参考にしてみてください。

 

車検で落ちやすい項目のご紹介

車検で不合格になりやすい項目について挙げてみると、まず、ヘッドランプの光量不足が挙げられます。この場合は、ヘッドランプの劣化やヘッドランプのカバーが紫外線にて黄ばんでしまったことが要因です。ヘッドランプが劣化した場合はランプ交換となりますが、多くの場合はランプカバーの黄ばみが原因です。コンパウンドなどを使用してランプカバーを磨くようにしましょう。車がまっすぐ走るかどうかをチェックするサイドスリップ検査も不合格になりやすいです。カー用品店にてサイドスリップ測定器が販売されていますのであらかじめ確認しておくと良いでしょう。他には、ヘッドランプの光軸調整も落ちやすいです。ヘッドランプの光軸調整もあらかじめ行っておいた方が良いでしょう。

 

車検で不合格になるとどうなる?

車検場にて検査に不合格になってしまった場合、一日に3回までは再び検査場に入ることができます。そのときには、近くにある予備車検場を利用すると良いでしょう。予備車検場は民間の施設となりますので、有料にはなりますが相場としては5,000円程度の低価格で利用できます。
予備車検場では、車検場にテストする項目を全て検査することが可能です。予備車検場のメリットとしては、ライトの光軸調整やサイドスリップ調整などの予備車検場のスタッフが行なってくれることです。もし、車検に不合格になった場合は、その不合格になった検査項目を予備車検場にて行い調整を行なってもらうと良いでしょう。もし可能であれば、車検本番の前に予備車検場を利用しておけば、車検で不合格になる確率は格段に下がります。

 

ユーザーの操作ミスが不合格の要因になることも

車検の検査で、例えば、サイドスリップ検査の時に誤ってハンドルを操作してしまったりすると、不合格になります。また、ブレーキ検査にてブレーキの踏みが甘かったりした場合も不合格となります。
これは、自動車自体に問題があるわけではなく、ユーザー自身の操作が悪かったのが要因なため、再検査を受ける時には注意して行うようにしましょう。基本的には係員や電光掲示板による指示に的確に従うようにすれば大丈夫です。ただし、ブレーキ検査だけは少しコツがあります。ブレーキ検査の時には係員の指示があったら、タイヤがロックするくらい強く長めにブレーキを踏み、係員からのブレーキを離すという指示があるまで、力強く踏み続けるのがポイントです。