ユーザー車検はなぜ失敗するのか?

ユーザー車検は車検費用が安く済む点から魅力がある方法として利用する人も多いですが、失敗してしまうケースも少なくありません。どのような理由で失敗してしまうのかを知っておくと万全な準備をして対策できるでしょう。

 

検査内容についての熟知が大切

ユーザー車検を失敗してしまう人が多いのは大抵は知識や準備が不足しているからです。まずどのような検査が行われるのかを知っていないと適切な準備を立てられないでしょう。検査項目として挙げられているのは次のとおりです。
・同一性の確認
・外回り検査
・サイドスリップ検査
・ブレーキ検査
・スピードメータ検査
・ヘッドライト検査
・排気ガス検査
・下回り検査
書類が整っていれば同一性は問題がないため、これ以外の部分で準備不足があるために検査が不合格になってしまっています。安いという魅力に駆られて、普段は運転できているから問題ないと考えて特に点検もせずに本番に臨んでしまうことは多いでしょう。個々の検査で僅かに基準に達していないために不合格になる場合がほとんどです。

 

よくある失敗のパターン

よくある失敗はパターン化されています。ブレーキ検査はよくある不合格項目であり、パッドの劣化やブレーキドラムの液漏れが問題になっている場合も珍しくありません。しかし、実際には検査の際にブレーキの踏み込みが甘いために不合格になってしまう場合もあります。各部の破損や劣化によって失敗する場合もありますが、乗っている人が問題で検査を通れないパターンはよく見受けられるので注意しましょう。長期間乗っているときにはタイヤの摩耗が問題になりやすいのでスリップサインが出ていないのを確認しておかなければなりません。また、ヘッドライトの光量不足が問題になる場合もありますが、バルブを交換しなくてもライトカバーを洗浄するだけで済むこともよくあります。

 

予備検査を受けて対策が重要

ユーザー車検の本番で失敗してしまわないためには予備検査を受けておくのが安全策です。検査場の周辺にはテスター屋があるのでまずは受けておくのが賢明でしょう。車検に通るかどうかを一通り調べられるだけでなく、もし不合格になってしまう状況であった場合に簡単に合格にできる場合には対策をしてもらえます。洗浄のみで済むような簡単な整備についてはその場で対応してもらえるのが一般的です。乗っている人の力量による部分についてもアドバイスをもらえるので失敗するリスクを大幅に低減させられるでしょう。何度も車検を受けていると手間も費用もかかってしまうので、テスター屋で予備検査を受けてから臨むようにするのが賢明な判断です。