ユーザー車検をするなら知識を蓄えるのが先決

車検を最もリーズナブルな価格で通す方法として、ユーザー車検があります。自分自身で手続きや車の整備をしなければならないので、そのための知識を身につける必要があります。ユーザー車検を行うにあたり必要な知識をまとめてみましたのでご紹介します。

 

ユーザー車検とは?

ユーザー車検とは、車を陸運支局に自分自身で持ち込んで必要書類を記載して提出し、車検場に自分自身で車を持ち込んで検査する方法です。法定費用のみしかかかりませんので、最もリーズナブルな車検方法です。車検をパスするための車の整備を自分自身で行わなければなりませんが、法定24ヶ月点検を自分自身で行えるくらいの知識があれば十分でしょう。法定24ヶ月点検は、点検簿に記載されている図入りのチェックリストを見ながら、簡単に行えるチェックばかりです。もし、部品交換が必要になった場合も、カー用品店などで部品を購入して自分で交換してしまえば、工賃もゼロ円でリーズナブルです。とにかく車検費用を抑えたい人は、一度ユーザー車検にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

必要書類について

ユーザー車検を受けるにあたり、事前に準備する書類としては「車検証」と「自動車損害賠償責任保険証明書」、「自動車税納税証明書」です。
車検場に着いたら、「自動車検査票」と「自動車重量税納付書」、「継続検査申請書」、「定期点検整備記録簿」を記載する必要があります。自動車検査票は、車検証を見ながら記載できるものなので簡単に記載できます。自動車重量税納付書についても車検書をもとに記載し必要な金額分の印紙を貼り付ける必要があります。継続検査申請書に関しても自動車登録番号や車体番号、有効期間などを記載するのみで簡単です。書類の中では定期点検整備記録簿の記入が一番難しいですが、車の走行状態に合わせてオイル交換など消耗品の交換を業者に交換を決断させるための書類で、ある程度車の知識があれば簡単に記入できます。

 

車検場での検査

書類提出が終わると、車検場での車の検査となります。検査自体は10分から12分程度で終わる簡単なものです。
基本的には係員や電光掲示板の指示に従い車を操作してゆくだけですので、誰でもが簡単に行えます。各種検査の中でも、ライトの光軸調整とサイドスリップ測定が難易度の高い試験となりますので、この二つをパスすれば合格できたようなものです。しかし、これらの試験で落ちた場合は、車検場の近くに予備車検場があることを覚えておきましょう。予備車検場では、ライトの光軸調整やサイドスリップ調整を行なってもらえます。車検場には1日3回まで再検査が可能ですので、予備車検場にて調整して再度試験を受けると良いでしょう。
初めて、ユーザー車検を受ける場合には、ブレーキ検査に注意してください。タイヤがロックするくらい強めにブレーキを踏むのがポイントです。ブレーキを踏む力が弱いと、車に問題がなくても不合格になることがあります。