車検の種類ごとのメリットやデメリットを比較!

車検を行うときにはいくつかの方法があります。業者に依頼して行う方法に加えて、自分で行うユーザー点検もありますが、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。三つの種類に分けて比較をしてみましょう。

 

正規ディーラーによる車検

ディーラーに依頼して行ってもらう車検は最も信頼性と品質が高いのがメリットです。その自動車の生産から整備に至るまでプロとしてのしごとを行ってくれるため、精度の高い点検と整備を実施してくれるでしょう。修理が必要になった部分についてもメーカー正規のものを利用してくれることから、修理後の耐用年数も長いと期待できます。車検の際のサービスの質を重視していることが多いのもディーラーによる車検の特徴であり、車検整備保証が付帯していたり、車検項目以外にも快適かつ安全に運転できるようにするための検査や修理も実施してくれたりするでしょう。しかし、車検の方法としては最も費用がかかってしまうのがデメリットとして知られています。

 

正規ディーラー以外による車検

正規ディーラー以外にも車検専門の業者や一般的な車の整備工場などに依頼して車検を行ってもらうこともできます。ガソリンスタンドやカー用品店などでも行うことができるので幅広い選択肢があり、価格は正規ディーラーに比べて安いのがメリットです。車検専門店の場合には点検の質が安定しているメリットがありますが、民間工場やガソリンスタンドなどに比べると価格は高くなるでしょう。一方、ガソリンスタンドやカー用品店などで実施すると技術面でのばらつきが多く、整備の品質に差が生まれることが多いのがデメリットです。しかし、近隣に見つけやすくて簡便に利用できることや、価格が安いというメリットがあることから利用する価値があります。

 

ユーザー車検のメリットとデメリット

ユーザー点検は自動車の所有者が自分で車検を行う方法であり、車検場に行って自分で実施する必要があります。ある程度の知識と経験がないと行うのが難しいのがデメリットですが、価格としては他の方法よりも安くなるのがメリットです。車検を通して何を検査しなければならないかを知ることができ、安全に自動車を管理するための知識が付けられるのもメリットでしょう。しかし、自分でメンテナンスができない人の場合には整備が必要になったら業者に依頼するのに余計に費用がかかります。必要であれば代行業者を利用してユーザー車検を行ってもらう方法も選ぶことができますが、費用面では業者に車検を依頼するのに比べて優れているものの、点検や整備の質にばらつきが大きいのがデメリットです。