ディーラー車検にかかる費用を徹底的に抑える方法

ディーラー車検の車検費用は、他のガソリンスタンド車検やカー用品店車検、民間整備工場に比べて高いと言われています。なぜ高いのかを理解しておけば、ディーラ車検でも必要最小限の価格で車検が通せます。ディーラー車検を安くする方法をご紹介します。

 

車検費用の内訳は?

車検の時にかかる費用としては、「法定費用」と「整備・検査費用」に分かれます。法定費用に関しては重量税や自賠責保険などの税金となりますので、ディーラーでもガソリンスタンドやカー用品店などでもかかる費用は同じです。一般的には、法定費用はプリウスクラスの車であれば、約5万円ほどかかります。
価格に差がついてくるのは、整備・点検費用です。車検を通す前には必ず法定24ヶ月点検を行います。法定24ヶ月点検では、エンジンルームの点検や室内点検、足回り、下回り、外回りなどのチェックを行います。この時には、ディーラーの場合、その車を熟知したメーカーのエンジニアが作業を行うため工数が高くなります。また、部品の交換を行なった時には純正部品を使用しますので部品代も高価になります。

 

安くするには自分で点検を行う

法定24ヶ月点検は自分自身で行うことができます。車にある程度知識のある人であれば、1時間もかからずに終わらすことができるでしょう。法定24ヶ月点検を自分で行えばディーラーにて点検を受ける必要がないので、点検料金を省けます。
車検を受ける際には、チェック項目は決まっています。あらかじめ自分で車のチェックを行なっておくと良いでしょう。チェックポイントとしては、灯光装置が正常に動作するかどうか、タイヤの溝は十分にあるか、ガラスにひびはないか、バックミラーやシートベルトなどの内装に不備がないか、メーターに警告等による警告が出ていないかなどを確認しておけば良いでしょう。例えば、灯光装置などは、自分自身でカー用品店にて部品を揃えて修理したほうが安く済みます。

 

部品交換の際には連絡をもらうのがベスト

ディーラー車検を行う場合には、オイル交換はしますか?などと聞かれることが多いです。オイル交換は5,000キロメートル走るごとに自分で行っておけば車検の際に行う必要はありません。
ディーラー車検の点検や部品の交換の目安としては、今回の車検に通るかどうかではなく、次回の車検まで車が安全に走れるように、少々過剰整備を行います。そのため、まだ使用できる部品を交換されてしまうこともあるのです。部品交換をする際には必ず連絡をもらうようにすると良いでしょう。例えば、ブレーキパットはまだまだ使用できるレベルであるのに交換されてしまうこともあります。ブレーキパットは3ミリほど残っていれば車検は通りますので、必要ないと自分で判断した場合には交換を断るとディーラー車検も安く済ませることができます。