ユーザー車検とディーラー車検を徹底比較してみた!

車検を行うにあたって、ディーラー車検やユーザー車検などの選択肢があることはご存知でしょうか。今回は、ディーラー車検とユーザー車検について、その違いやメリット、デメリットについてご紹介しますので参考にしてみてください。

 

ディーラー車検とは?

ディーラー車検とは、自動車を販売しているディーラーに車を持ち込み車検を受けることです。一般的に同じメーカーの車を車検に出しますので、その車のことを熟知したメーカーのエンジニアが整備点検と車検の検査を行ってくれます。そういった意味では安心感のある車検の方法です。点検時に部品交換の必要が発生した場合は、必ず純正部品を使ってくれるのもメリットですが、純正部品が汎用部品に比べて高価なのが難点です。また、エンジニアの工数も高く作業料が高価になってしまうため、トータルで価格が高くなってしまうのがデメリットと言えるでしょう。
しかし、ディーラー車検にお願いした場合は、今回の車検だけではなく、次の車検まで安全に走れるように整備してもらえます。

 

ユーザー車検とは?

ユーザー車検とは、車の持ち主自身が陸運支局に車を持ち込み、書類手続きと車のテストを自分自身で行う方法です。ユーザー車検を行うには、車検証や自動車検査票、自動車重量税納付書などをはじめとして7種類もの書類を用意しなければなりません。また、車の点検についても車検に通る程度に自分自身で行わなければなりません。しかし、ユーザー車検のメリットは点検整備を自分で行うため、整備料金がゼロ円。部品交換の必要がなければ、部品代もゼロ円となり、安く車検を通すことができることです。うまくいけば、ディーラー車検の半額程度で車検を通すことができるでしょう。たとえ、部品交換が必要になっても、ディーラーにて交換してもらうよりも、カー用品店にて部品を購入して自分で交換した方が安くなります。

 

結局どっちが良い?

ディーラー車検とユーザー車検の大きな違いは、車を自分で整備するかどうかです。ディーラーにて車の整備をお願いした場合は、4万円以上もの整備料金がかかります。ユーザー車検を行なった場合にはこの4万円がまるまるゼロ円となるので、コストメリットを追求するのであれば、ユーザー車検がオススメです。
ただし、ユーザー車検を行うためには、自分自身で車を整備点検できるスキルが必要です。その自信がない人にはあまりお勧めできないと言えるでしょう。点検などすべて第3者にお任せしたいのであれば、ディーラー車検の方が安心して車に乗れます。しかし、車のメカに興味がある人であれば、車のことを勉強するチャンスでもあります。興味があれば、一度ユーザー車検に挑戦してみてはいかがでしょうか。
また、ディーラーではなく民間でも、メーカー別に特化したプロの車検工場もありますのでチェックしてみると良いでしょう。